こんにちは!
サラリーマンでありながら副業の収入で生きている篠山ゆうとです。
この記事を書いている篠山ゆうとはブログ歴6年、Webマーケティング歴10年のサラリーマン副業ブロガーです。副業のおかげで本業へのストレスや不安もなくなり、現在はサラリーマンとして充実の社会保障を受けながら副業で毎月100万円以上を稼いでいます。このYulagでは、収入を増やしたいサラリーマンの人向けに副業ノウハウを紹介しています。
以前の記事では記事設計をすることの重要性やなぜ必要なのかについて掘り下げてきました。
まだ以前の記事読んでいないよという人はぜひ、「SEOでアフィリエイトサイトを上位表示させるのに必須な記事設計の考え方」を読み進めてから今回の記事を読んでもらえると理解が深まるかと思います。
改めてですが、今回の記事設計をやることの目的は大きく2つ。
- 自分のサイトをSEOに強くするため
- サイトの完成(=ゴール)を最初から見定めて逆算で今やるべきことを理解するため
この2点を達成するための手法論として、記事設計はありますので目的を見失なわないようにしましょう。
記事設計の完成版イメージ
まず最初にどんなものを作るのか、について簡単に解説します。
実際に作るものはEXCELないしスプレッドシートに集約しますが、以下が完成形です。
これは以前に篠山が趣味で作ったアクアリウムと呼ばれる熱帯魚のアフィリエイトサイトの記事設計になります。
このサイトでは全部で60記事で完成となりましたが、2ヶ月でサイトが完成して2年ほどは放置でも毎月10万円ほどは物販で稼いでくれたサイトでした。
いまは事業売却済ですが、実工数20時間で240万+売却金額になったので当たりサイトでしたね
この記事設計を最初に作ることでどの記事を書いていけばいいかが明確になり、無駄な遠回りをせずに最短でサイトを完成へと導けたと思います。
正直、アフィリエイトサイトを作るにあたっては、この記事設計がきちんと出来ていればほとんどゴールで、後はひたすらこの記事設計通りに記事を書いていくか、もしくは外注を使えば更に高速でPDCAを回せるようになります。
特にいま、「次どんな記事書こうかな」であったり「いま書いている記事がSEOで上がるか不安」と思っている方はまず手をとめて、自分のサイトに何が足りないかを見つける意味でも記事設計をするといいでしょう。
記事設計図の作り方
では、いよいよ本題に移ります。
記事設計図の作り方はシンプルに3ステップです。
- サイトの最終目標となる1語のビッグワードを決める
- 1語のビッグワードを上位に表示するために必要な2語のミドルワードを抽出する
- 2語のミドルワードを上位に表示するために必要な3語のテールワードを抽出する
そして、これらを肌感覚で進めるのではなくしっかりとロジック(根拠)に基づいて定めていくのが重要です。
1語のビッグワードを決める
まずは、1語のビッグワードを決めていきましょう。
これは以前の記事でも紹介した通りで、このキーワードで上位表示すれば絶対に稼げる!というキーワードで大丈夫です。
例えば、転職のサイトであれば「転職」ですし、クレジットカードのサイトであれば「クレジットカード」といった安直な決め方でOKです。
重要なのは、このビッグワード単一で上がることはほぼなく、その後のミドルワードに紐づくかが重要となります。
今回は例として、カニ通販のサイトを作るとして一緒に記事設計図を作ってみたいと思います。
2語のミドルワードを抽出する
ここからが複雑ですが、やや重要な手順となってきます。
「カニ通販」でSEO上位に上げるためには「カニ通販 おすすめ」や「カニ通販 注意点」など2語の関連語をすべて網羅していく必要があります。
ラッコキーワードで抽出する
この関連語を抽出するのに便利なツールが「ラッコキーワード」です。
篠山は有料の別のツールも使っていたりするのですが、初心者はまず無料のラッコキーワードで十分です。
このツールはサジェストと呼ばれる関連キーワードを抽出してくれるツールで、サジェストとは検索エンジンの検索窓に文字を入れたときに候補として出てくる一覧のことを指します。
このサジェストは、一語を入力すると二語目を予測して人気の単語を一覧化してくれる機能となっており、つまりビッグワードを入力すれば2語のミドルワードが一瞬で表示されるといったわけです。
そしてこれを、一瞬で抽出してくれるのが紹介したラッコキーワードとなります。
まず、ラッコキーワードで「カニ通販」と入力します。
すると、サジェスト一覧が表示されます。
これを手作業で集計するとなると何時間掛かるか分からないですが、便利なツールのおかげで一瞬で完了するので便利ですね。
そしたら、これらのキーワードを精査していきましょう。
右上の「CSVダウンロード」ボタンをクリックします。
するとファイルがPC上にダウンロードされますが、ここからスプレッドシートに変換していくので一旦は開かずで大丈夫です。
ダウンロードが完了したら、そのままお使いのGoogleドライブを開きます。
Googleアカウントを持っていなかったり、いままでGoogleドライブを使ったことがない人はこの機会にアカウントを作成しましょう。無料でクラウド上にファイル保存できるので非常に便利です。
Googleドライブを開いたら、左上の新規→ファイルのアップロードから先ほどDLしたCSVファイルをアップロードします。
アップロードが完了したら、ファイルを開きます。
すると、プレビュー表示がされるので、ここで上部にある「アプリで開く」からGoogleスプレッドシートを選択します。
すると、このようにスプレッドシートに自動変換されて開きますので準備段階はこちらで完了です。
後はファイル名をお好きに変更して分かりやすくするなりしてください。
キーワードを精査する
はじめに選んだビッグワードにもよりますが、おおよそ100語ほどのサジェストが一覧化されたと思います。
ここから、これらのキーワードで自分のアフィリエイトサイトで不要なキーワードを排除していきます。
少し人力になってしまいますが、キーワードを一つずつ確認していく必要があります。
この際、どんなポイントが判断するかというと
- 言葉の揺れを一つに絞る
- 購買意欲がない(書いても無駄なキーワード)の排除
この2つを意識すればOKです。
言葉の揺れとは、今回のカニ通販の場合だとカニという文字はカニ・かに・蟹という3つの検索パターンがあることが見て取れます。
それらはツール上では別の語句として抽出されていますが、検索意図としては同一なのでいずれかに絞ります。
今回は「カニ」に絞ることにしますので、ひらがなや漢字のもので同一語句のものは削除をします。
続いて、無駄なキーワードの排除です。
今回のカニ通販だとあまりありませんでしたが、「カニ通販 おすすめ ブログ」というキーワードが出てきました。
このキーワードを狙って記事として書く必要はなさそうなので削除するといった次第です。
他にもよくあるパターンとしては、クレジットカードで「JCBカード」と検索したときに「JCBカード 会員ページ ログイン」という語句が抽出されることがあります。
この検索キーワードの意図はというと、JCBカードを既にもっていて、会員ページを探しているユーザーとなりますので、これからクレジットカードを作ってくれる見込みは薄いという判断になり削除対象となります。
これらを一つ一つの語句に対して行いますので少し大変ですが、これが終われば3ステップの2ステップは完了となります。
3語のテールワードを抽出する
さて2語のミドルワードの整理が終えたところで、ここから同様の作業を3語以上のテールワード探しのために繰り返します。
手順としては先ほどと同様で、今整理してきた2語のキーワードそれぞれをラッコキーワードで検索ワードとして同様に検索を行っていきます。
「え、50語もあるのにそれを繰り返しやるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、安心してください。
キーワードの中には3語以上が存在しないパターンもあるので、実際にはそれほど大変ではない場合がほとんどです。
また、3語以上になると重複のキーワードも多く存在してくるので実際にはキーワードはそこまで増えることはないでしょう。
これらを、ステップ2で精査したキーワードの数だけ繰り返して行えば記事抽出完了となります。
今の段階で2語に紐づく3語が抽出できたら、それをスプレッドシートの隣のセルに入力しましょう。
これで完成です。
上記の場合だと、「カニ通販 おすすめ」で上位に上げるためには「カニ通販 おすすめ ボイル」と「カニ通販 おすすめ お正月」そして「カニ通販 おすすめ 鳥取」という3語で記事をそれぞれ書いていくことが必要と判断できるようになりました。
ちなみに、抽出されたキーワードの順番は気にする必要ありません。
それぞれのキーワードが含まれていれば見やすい形で順番は適宜入れ替えてOKです。
最後に
これで皆さんのスプレッドシートには、自分のサイトがどんなキーワードでSEO上位に上げていけばいいかが一目瞭然になったと思います。
後は、それぞれのキーワードごとに隣のセルに篠山と同様に記事タイトルを書いてもよし、実際に記事を書き進めていっても大丈夫です。
記事を書く順番だけ、3語以上→2語といったようにテールワードから順番に書きすすめるようにしましょう。
この作業はとても面倒ですが、一度やればそのサイトでは基本的には繰り返す必要がありません。
むしろ、はじめにこの作業を挟むだけで今後のサイト運営が確実にラクになります。
今まで思いついたキーワードの記事から書き始めてきた人はぜひ途中のタイミングでも記事設計を行ってみてください。