こんにちは!
サラリーマンでありながら副業の収入で生きている篠山ゆうと(shinoyama_yuuto)です。
今回はタイトルにもある通り、巷でよく言われている「アフィリエイトはオワコン説」について篠山なりの見解を述べたいと思います。
これからアフィリエイト始めようと思っている人にもまず読んでもらいたいです
- アフィリエイトは稼げないは絶対ない
- 昔より稼ぎづらくなっているは本当
- しっかりと取り組める人だけが甘い汁を吸える世界になる
それでは早速本題に移っていきましょう。
この記事を書いている篠山ゆうとはブログ歴6年、Webマーケティング歴10年のサラリーマン副業ブロガーです。副業のおかげで本業へのストレスや不安もなくなり、現在はサラリーマンとして充実の社会保障を受けながら副業で毎月100万円以上を稼いでいます。このYulagでは、収入を増やしたいサラリーマンの人向けに副業ノウハウを紹介しています。
結論、アフィリエイトで稼げないは嘘です
まず結論ですが、アフィリエイトは今でも十分に稼げます。
その理由について述べていきますね。
アフィリエイト市場は年々伸びていて今後も伸びるから
アフィリエイトの市場規模ってみなさんご存知ですか?
きちんと調べたことないという人も多いでしょう。
矢野経済研究所が出している「アフィリエイト市場に関する調査結果」によると、アフィリエイトの2021年市場規模は3,258億円です。
あまりに大きい金額でピンときませんよね
近い市場規模でいうと、国内の海苔市場と同じくらいの規模感となります。
それくらいアフィリエイト市場というのは国内だけでもかなり大きいマーケットということです。
さらにこの矢野経済研究所は毎年の市場規模を算出していて、それによるとアフィリエイトの市場規模は年々拡大しています。
今後の見込みに関しても減少するどころか右肩上がりの成長市場で、2024年には今の1.5倍程度の市場規模予想です。
どうですか?まったくオワコンな感じがしませんよね。
アフィリエイト市場が伸びるのは企業にデメリットがないから
これだけしっかりした調査機関においても、なぜアフィリエイト市場は伸びると言われているのでしょうか。
それは、アフィリエイトというビジネスモデルが広告主にとってデメリットのない手法だからです。
篠山は広告代理店に長く勤めていました。
そして転職してからは自分も広告を出稿するか検討する広告宣伝のポジションを経験しています。
そういった様々なwebマーケティングの視点からみても、アフィリエイトはやらない理由がほとんどないというのが結論です。
なぜなら、一般的なマスと呼ばれるTVCM・ラジオ・新聞・雑誌に比べてweb広告は費用対効果が可視化しやすいためです。
費用対効果というのは、広告の宣伝費に対してどれだけ効果があったかの指標です。
例えば、100万円の新聞広告を出して5人のお客さんが増えた場合、広告の費用対効果は1人のお客さんを獲得するのに20万円かかったという算出になります。
しかし残念ながらマスの場合、その費用対効果を厳密に測定することはできません。
なぜなら、新たに増えたお客さんのどの人が新聞広告を見てくれたのか知る方法がないためです。
申込するときにこのサービスどこで知りましたか?みたいな選択式の設問をみたことありませんか?ああいったアンケート方式で暫定で算出していたりします
ところが、web広告の場合はどうでしょう。
詳しい仕組みは割愛しますが、web広告であれば細かい計測が可能になります。
どのお客さんがどのサイトから訪れてきてくれて、いつ商品を購入したかなどがリアルタイムですべて判別できます。
費用対効果の検証も精度が高いです。
昔は広告といえばTVCMを含めたマスが当たり前の時代から、いまやマスよりもweb広告の方が市場規模が大きくなっているのはそういった背景があるからです。
電通の統計によれば、2020年時点でWEB広告がマス広告の市場規模を上回っているようです。
そんな費用対効果の検証に優れているweb広告の中でも、アフィリエイト広告は企業がほぼノーリスクで出せる広告です。
アフィリエイト広告は成果地点と呼ばれるところまでユーザーが到達することでお金が支払われる仕組みです。
例えばクレジットカードのアフィリエイトであれば、クレジットカードをユーザーが実際に発行(発券)してくれたらいくらといった次第です
逆をかえせば、どんなにアフィリエイト広告をやっていても1件も成果に至らなければ広告費は0円というわけです。
100人のブロガーさんが、たくさん自身のサイトでクレジットカードを紹介してくれて10,000人のユーザーがその広告を目にしたとしても、成果が0件なら広告費はかかりません。
費用対効果も明確で企業のリスクもゼロ。こんな優れた広告は他にはありません!
ご自身が企業のマーケティング担当者であれば、どうですか?
必ずといっていいほど、アフィリエイト広告やると思いませんか?
これが、アフィリエイト市場が右肩上がりに伸びている理由です。
実際にアフィリエイトは大手上場企業も積極的に参入している
これまで、広告主目線でアフィリエイトが廃れない理由を述べてきました。
ここからは視点をメディアに変えていきましょう。
アフィリエイトサイトを運営しているのは大きく個人と法人に分かれます。
個人が多く参入しているのは参入障壁が低く、誰でも簡単に始めやすいからというのが大きいでしょう。
一方で法人企業がアフィリエイトに参入しているのはなぜか。
実はこれも稼げるからです。
法人の中ではアフィリエイトサイトによる収益を事業のメインとしている会社もあれば、ごく一部の事業としているところもあります。
そのなかでもアフィリエイトを主軸事業として上場までしている会社をいくつかご紹介しましょう。
価格.com(運営会社:Kakaku.com)東証一部
価格.comといえば誰しもが一度は使ったことあるでしょう。
実は価格.comもアフィリエイトサイトです。
運営会社も名前はKakaku.com。
事業としては他にもグルメレビューサイトの食べログや、求人サイトの求人ボックスなどが挙げられます。
イー・ローン(運営会社:SBIホールディングス)東証一部
イー・ローンはSBIホールディングスが運営している金融系のアフィリエイトメディアです。
SBIホールディングスは子会社に住信SBIネット銀行をもつなど、金融業のリードカンパニーです。
厳しいイメージのある銀行がアフィリエイトメディアをやっているとなるとビックリしますよね。
エイチーム(運営会社:Kakaku.com)東証一部
- ナビナビキャッシング
- ナビナビクレジットカード
- 引越し侍
- ハナユメ
など、多数のメディア事業・EC事業・アプリ事業を手掛けるのが名古屋に拠点を置くエイチームです。
ポート(運営会社:Kakaku.com)マザーズ
新卒向けのキャリアパークやマネットという比較サイトを運営しているのがポートです。
設立が2011年と比較的新しい会社ですが、創立7年目にしてマザーズ上場を果たしています。
IT企業の勢いは現在でもまだまだある象徴といえるでしょう。
昔より稼ぎづらくなっているは事実
法人でしかも上場企業が稼げているからといって、我々のような個人事業主レベルが太刀打ちできるかというと難しいです。
実際にみなさんも聞いたことありますよね。
アフィリエイトは稼げないと。
実際に2016年くらいまでは、個人ブロガーや個人事業主レベルでも新規参入してから比較的早く稼げていました。
それが2022年現在では本当に難しくなっています。
その理由は2つ。
- 副業解禁でブロガーが増えた
- Googleの検索結果にEATが重視されるようになった
副業解禁でブロガーが増えた
まず1つ目が企業の副業解禁で個人ブロガーが圧倒的に増えて飽和してきたことにあります。
青汁王子やひろゆきがYouTubeなどで定期的にアフィリエイトを進めていることも一因としてあるでしょう。
これらにより事実としてASPへの登録数は2018年以降グンと増えています。
単純に競合が増えたために一人当たりの取り分(稼げる度合い)が減ったという見方ができます
EATが重視されるようになった
もう一つ要因として挙げられるのが、2016年に起きたDeNAによるWELQ事件を筆頭とするGoogleのアルゴリズム変更によるものです。
WELQ事件の詳細はここでは割愛しますが、簡潔にいうと多数のキュレーションサイトの記事を安価に発注したライターに執筆させて1日に100記事以上を投稿して検索結果を荒らしました。
個人ではまず無理なスピード感でサイトの規模を大きくさせていたのです。
それにより、Googleからも評価されて多くのトラフィックを獲得していました。
ですが、大量の記事を増産したあまりに記事の品質については管理できておらず、結果として不適切なキーワードから転職を促すなどモラル上の問題が世論で大きく騒がれました。
こういったこともあり、DeNAはキュレーションサイトを全て閉鎖しています。
このことから言えるのは、2016年当時のSEOというのはコンテンツの質より量が重要指標だったということです。
個人に置き換えても、1日で100記事は無理ですが1年で100記事であれば現実的です。
3日に1記事のペースで済む計算です。
いまだによく言われる「初心者はまず100記事」というのは、書けばそれだけトラフィックが稼げたこの頃の時代の名残でしょう。
しかし現在はGoogleの評価基準も大きく変わり、EATと呼ばれるサイトの品質が重要視されるようになりました。
EATとはExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの概念の略で、これらを網羅したサイトがSEOで優位だとされています。
関連記事:SEOに強い記事の書き方のコツ
DeNAの大量無作為記事は現代だとEATとかけ離れているので通用しないですね
アフィリエイトはまだまだ稼げる
EATと急に言われても、そんなの個人には無理だという人も多いでしょう。
たしかに、昔よりはコンテンツ一つ一つをしっかりとクオリティ維持しなければいけなくなりました。
アフィリエイトで稼ぐことが、以前より難しくなったのは紛れもない事実でしょう。
ですが、ここで諦めるのは非常にもったいないです。
何度も繰り返しますが、アフィリエイトはまだまだ稼げます。
昔の時代を知っている人からすると、いまは稼げないと言われ続けています。
そして、実際に運営歴1年未満の70%以上の人がアフィリエイトで稼げずに諦めているのも事実です。
ではこの状態が続くとどうなると思いますか?
結論、アフィリエイトを続ける人や新規でブログを始める人たちが減っていきます。
あなたの身の回りにいたライバルがどんどん消えていくのです。
そうすると、稼げなくなった要因の一つである飽和状態が解消され、以前のように一人当たりの稼げる額というのはある程度改善されるでしょう。
ブログで一番難しいのは継続力です
継続するためにはまずは稼ぐことよりもサイトを続けるのが楽しいと思えるようにする必要があります。
記事を書いていても苦ではないジャンル選定というのが何よりもが重要です。
ジャンル選定については最新版|アフィリエイトでおすすめの稼げるジャンルで詳しく解説しています。
2022年現在アフィリエイトで稼ぐ方法
ライバルが減るまで継続するということを頭で理解しても、それだけでは継続するモチベーションが上がらないという人も多いでしょう。
そこで寡占化するのを待つだけでなく、いまの飽和状態でも稼いでいく方法を取る必要があります。
EATが重要視されて企業が強い今でも勝ちにいかないとですね
その方法が、企業が参入できないポジションで優位性を取ることです。
企業のサイトはブログではなく、一般的なアフィリエイトサイトとしての形態を成していることが多いです。
彼らのサイトのコンテンツは事実をただ一般論とし、記事数で網羅していくスタイルです。
これらはまさに、正攻法であり王道です。
個人では企業に対して、サイト全体のコンテンツ量で勝つのは到底難しいでしょう。
ですが、企業と同じような一般論ではなく独自論で戦っていくとどうなるでしょうか?
例えば、「1+1の答えは?」という記事を書いたとしましょう。
絶対書く人いないけど極論!
答えは決まって2です。
これは法人だろうが個人だろうが、記事の内容は同意義になってしまいます。
ですが、「マッチングアプリおすすめランキング5選」という記事であればどうでしょうか。
企業はランキングで紹介するにあたり、何らかの根拠を提示します。
これが例えば、アプリストアのダウンロードランキングを基にした場合の記事だったとしましょう。
個人の方はこの根拠で差別化を図るのです。
- 自分が実際にマッチングアプリを10個使って1ヶ月で出逢えた数の上位5位
- アンケートを取って上位5位
このように、算出根拠というのはいくつものパターンがあります。
この「何を根拠とするか」によって、企業とあなたのサイトでは結論は全く異なるのです。
あるユーザーからすると、あなたの記事の方が圧倒的に実体験に基づくので価値があるでしょう。
つまり、独自論がユーザーにとって価値があるジャンルやキーワードであれば、まだまだ企業に個人が勝つことができるのです。
そしてユーザーから好かれる記事というのは、現代ではGoogleもしっかりと評価してくれます。
1+1の答えのように、誰が発信しても同じところでは個人が企業と戦うのはやめましょう。
個人がこれから戦うべきは独自論で優位性を保てるキーワードやジャンルです。
個人が勝ち抜くためのブログ戦略は以下の記事で詳しく解説しています。
>> 副業で始めるアフィリエイトブログの失敗しないやり方|初心者におすすめの簡単な方法を解説